日本人からノーベル賞受賞者が、日経平均最高値というお祭りみたいな日でした。
まず初めに、坂口志文さんがノーベル生理学天医学賞を受賞されたという、喜ばしいニュースが流れてきましたね。坂口さんと自分とでは同じ日本人ということ以外、最もらしい共通点はございませんが、何か誇らしい気分になりました。朝から素敵なニュースをありがとうございました。
それでは坂口さんの記事についての感想からです。坂口さんの功績としましては、いきなり聞き慣れない単語ですが「制御性T細胞」というものを発見し、様々な病気に対する治療法を開発されたということだそうです。「制御性T細胞」とはなんぞや、と思われた方やどんな治療法か気になった方がいらっしゃいましたら、ぜひ、日経新聞の記事を購読してみてください。
坂口氏にノーベル生理学・医学賞 免疫反応抑える細胞発見 がん・糖尿病 治療に道 - 日本経済新聞スウェーデンのカロリンスカ研究所は6日、2025年のノーベル生理学・医学賞を大阪大学の坂口志文特任教授(74)、米システム生物学研究所のメアリー・ブランコウ氏(64)、米ソノマ・バイオセラピューティクスのフレッド・ラムズデル氏(64)に授与...
記事によると坂口さんは「制御性T細胞」の存在を1980年代から提唱されていたようで、当時は周りから懐疑的な目を向けられていたそうです。一早く発見したり、研究されていたという事実も素晴らしいですが、私の想像でしかないですが、すぐに証明できないものや、当時の研究の流行だとか常識だとか、そういったものを無視して、自分の信じたものに打ち込むというのは並み大抵のことではなかったと思います。私も含め、多くの人はやはり、楽な道や簡単にできることを選びがちです。そういった点からも坂口さんの偉大さを感じさせられます。ただ、今の話は全部私の想像です。本当はただ、研究が楽しくて、周りの声が気にならなったのかもしれませんし、見返してやるという反骨精神だったかもしれませんし、また、坂口さんへのインタビュー記事や坂口さん特集みたいな記事、私は大好きなので、期待しています。
続いては、日経平均についてです。今日も最高値更新してきましたね。私は防衛株、半導体株を主に見ていましたが、株価の急上昇、急降下が目まぐるしく、目が回る一日でした。株価が気になって仕事に手がつかなかった方、歓喜の雄たけびを上げた方、中には絶望の淵に立たされた方、様々な方いらっしゃったと思います。私は、こういうお祭り状態の地合いが苦手です。精神が擦り減るので、しばらくは続きそうな気はしますが、早めに落ち着いてくれるとうれしいなと陰ながら、思っております。日経平均に関して面白い記事がありました。

個人的には自民党新総裁決定翌営業日の日経平均騰落という表です。前回の総裁選では高市さんが選ばれるだろうと見越して、事前に買いが入っていたところを石破さんが当選して急落して、今回は小泉さんが優勢だろうと、買い控えが起きていたところを、高市さんが当選して急騰ということで、投資家から、かなりの期待を集めているんだなあと素人のような感想がこぼれました。少し面白いのが石破さんの時が-4.8%で今回が+4.8%ということで偶然だとは思いますが、全くの真逆の結果でしたね。石破さんの後というのも、期待値が伸びた原因になっていそうですよね。
今日は気になる記事が多すぎて困りました。その中でもおおっと思ったものがありました。(日本経済新聞 第50105号より一部抜粋)
〈許されぬ政策停滞 決断の3カ月〉ガソリン減税、「軽油」追加で代替財源年1.5兆円
以前の記事にもありましたが、年内に減税実施されるみたいです。自動車に乗る私からすると、素直にうれしいです。私事にはなりますが、今年子どもが生まれて、めっきり機会が無くなってしまいましたが、産まれる前は、妻と旅行によく行っていました。私の中で旅行の醍醐味の一つとして道中の車内での会話だったり、サービスエリアに立ち寄って、その土地の名産品を買ったりみたいな時間が大好きでした。ただ、やはりガソリン代は正直気になってはいました。旅行以外にも短距離ですが、普段の生活でも自動車に乗りますから、そういった意味では素直に喜べるのですが、では、財源の穴埋めはどこでするのかですよね。記事によると(日本経済新聞 第50105号より一部抜粋)
日本維新の会や共産党は代替財源の必要性に理解を示す。特定の条件を満たした企業の税負担を減らす租税特別措置(租特)の縮小や、金融所得課税の強化、自動車の購入・保有により負担する税の見直しなどを提案する。
前回での記事でも書かせていただきましたが、金融所得税強化かあと、やはり美味しいとこ取りとはいきませんね。今後の動きに注視したいです。
それでは最後に、育休関連の記事です。(日本経済新聞 第50105号より一部抜粋)
三菱UFJ、育休カバーで最大10万円「同僚手当」
私も実は子どもが生まれる際に出生時育児休業を取らせていただいて、1カ月ほどお休みをいただいたことがあります。そういった意味では、子育て世代の私の感想は少しリアルなものになるかと思っております。まず最初に思ったことは、さすが大手企業は違うなと、法定で定められたもの+αで従業員の働きやすさを目指す姿勢は素晴らしいと思いました。ただ、この記事の以下の部分が個人的に気になりました。
1カ月以上の育休を取得するハードルを下げる狙いがある。三菱UFJの男性の育休取得率は24年度に98%だった一方、期間は平均2週間だった。「周囲への申し訳なさ」などを理由に短期間が多いため、御礼金を通じて長期の取得を後押しする。
えっ、皆さん満期取らないのと、驚きました。私の感覚だと大手企業ほど、人材が豊富で一人が休んだところにバックアップ体制が取りやすいから、休みやすいのだと思っておりました。私の勝手な考察にはなりますが、会社の方針上、育休はとるけど、上司や同僚のことを考えて半分にしとこう、みたいな心理なのでしょうか。うーん、2週間多く休んだだけで何か、変わるのでしょうかと個人的には思ってしまいます。大手企業に勤めている分、責任感や周りの評価などが気になるのかもしれませんね。これは私の感覚がおかしいのかもしれません。1カ月休んでいいよと言われたら、建前や周りのことなど考えず、即答で1カ月休むと答えます。その分休み明け、フルパワーで働けばよいのです。普段から周りと良好な関係が築けていれば「育休中はありがとうございました」の一言で済むような気がしますけどね。
最後までお付き合いありがとうございました。では、明日もよろしくお願いします。
【新聞を読んだ時間】30分

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